おぼえがき

なにをかいわんや

健康診断に引っかかった思い出

2018年2月、レントゲンで肺に影があり、上司に「とりあえず病院いけ!」と言われたころの日記。

 

年末の健康診断に引っかかり、知らん間に私の身体に異変があると判明してから、検査のために病院行きまくった。検査入院をしている間に有安がももクロをやめたので、空き時間があるのをいいことに思考のソースを割けてよかった。病身とは関係なく色々悲しかった。

 

はじめこそ死の恐怖に怯えて体調が悪くなったり、自分の人生を振り返ってみたり、死んだ後に読まれたら嫌な昔の日記や描いた絵を捨てたり、この事態を丁寧に扱おうとして気心知れた友人になるべく会ったり、健康に留意したりと緊張感を持って過ごしていた。

結果は原因不明の希少な病だったが、自覚症状は特にないし、時間とお金と医療技術を駆使して体の中身をアレコレ調べてもなかなか決定打となる結果が出ないもんだから、二週間もするとシリアスになることに飽きて来た。


今日の血液内科のドクターに「自覚症状ってあるとしたらどんなもんなんですか?」と聞いたら「腫れてるところが虫歯のように痛む感じはあるか」というから「虫歯が痛いと思ったことがないからどんな種類の感覚なのかがわからない、親知らずが疼く感覚とは違うのか」と言ったら、「未知の感覚を認知することは出来ない…僕は今まで頭痛になったことのない患者さんにあったことがありますが、その人に頭痛の痛みを説明することは不可能だ」と突然哲学を始めたのが結構面白かったし頭のよさが一定レベルを超えてるであろう人は概念的な話とリアルな話の垣根がめちゃくちゃ低いな…と思いました。

 

まとめ…一年経ったらなにもしていないのに勝手に病気が治りました。人間の体は割と適当。けど健康診断は大事。