おぼえがき

なにをかいわんや

色々な人と色々なことがある

おぼえがき兼日記です。閑話数題オムニバスです。

 

良く生きる

かつてルームシェアをしていた友人の子供が、私と誕生日を同じくして生まれた。

数ヶ月前に10月初旬予定だと聞いて、それはもしかすると、もしかするかもしれませんね…と冗談半分で話をしていたのだが、さすがに本当にドンピシャで当たるとはお互い思ってもいなかった。というか、そうなったらあまりにも因縁深いのでは…と思っていたら、実際そんなことになって大層笑った。

偶然の誕生日ごときで私自身と大仰に紐付けするのは良くないよねと思いつつも、友人との関係性が極めて近く、なんとなく毎年思い起こされるしかない感じになったので、私自身も良く生きようと思いました。

悩み深くあーだこーだ言いつつ、なんのかんの余裕があるからこそ悩んでいて(自ら悩むことができる程度の環境を整備することに余念はない)大体良い感じなので、なんとなく本人は大丈夫そうですよ死にゃしませんよ、という感じをやっていく気が湧きました。いちいちコミュニケーションが一筋縄でいかないのは、天秤座の特質なので大目に見ましょう。

 

注射克服法

友人に本当に注射がダメで、健康診断で採血した後に気分(精神)が悪くなって病院の前でへたりこんでしまったという人がいる。それがトラウマになってコロナワクチンを打つのが本当に嫌で嫌で、遂に翌日摂取するというときには「明日が命日です。今までありがとうございました」などと絶望的な口調で話していた。(今日会ったら当然普通に生きてたどころか副反応も大して出ないでピンピンしてた)

いや死なないから、注射痛くないしすぐ終わるよ、などと言っている流れで「注射苦手ですか?」と聞かれたので「かつて献血に行きまくってるうちにかなり慣れた」という話になり、へえー、なにがきっかけで献血に?と言う流れになったので話した。

大学生時代に、幼い頃から怪我も病気もほぼせず、運動も嫌いで全くやっていないため、基本的に身体性がかなり希薄なわりに悩み深い性格のせいで精神だけがかなりギンギンになっていることがふと気になった。「社会と接続していない体」を社会に接続させてみようという試みが献血であった。無料なうえに一般的に善行である。

強気の400ml全血なので、わりと時間をかけて抜かれるのだが、まじで体が元気だったので立ちくらみもしないし、「数値十分です!大丈夫ですね!」とか言われて「あ、やっぱ思ったとおり健康なんだ」と確認できて良かったり、多少一瞬痛いは痛いんだけど大したことはないと場慣れして、それ以降注射関連でほぼビビることはなくなった。

という話をしたら「聞いてるだけで気分悪くなってきました」と言われた。ごめん。

知らない・慣れてないものほど怖いけど、無理矢理試行回数増やして力尽くで慣れるとわりとなんとかなるよ…と伝えたかったのだが、悪手だった。

 

 

数日前にapexを始めた

余暇ゲームをやると狂った勢いでめちゃくちゃやってしまうので、自ら禁止していたのだが、ふとしたきっかけでやりたくなったので始めた。

据え置き世代かつアクション要素があるゲームが苦手なうえに、匿名のネットユーザーは全員往年の典型的vipperのように凶暴で挑発的な挙動をするという思い込みがあるため、未だにびびりまくっており、怖くて仕方がないので、基本的に上手い友人と一緒にやってもらっている。上手い友人とやると敵も比例して強くなるんだよ!というのはわかってます…

5時間×3日ほどプレイしてようやく2キル取れて喜んでいる素人ぶりですが、マッチ開始直後に遭遇した相手(武器持ち)をステゴロで殴りまくってキルひとつ取れたのがあほみたいで嬉しかったです。射撃下手くそ問題は全く解決されてないのでがんばりたい…

と思いつつ、「いや〜〜夢中でやれるな〜」と思うゲームは本当に私の大切な24時間をえらい勢いでガンガン削ってくるので、イマジナリーピアレンツ召喚して一日何時間まで!とか、何曜日だけ!とか制限しないと…と危機感を覚えている。

わりといい年あるあるの「ゲームは疲れるからあんま長くやれない」が私にもきてるのでは?と、ある意味期待していたのだが、全然元気よく数時間やれるので本当にゲームは怖いと思った。

 

 

マルタン・マルジェラの映画を観た

https://www.uplink.co.jp/margiela/

ファオタの友人と観た。ほぼ感想が同一で面白かったのでそのまま。

地下鉄の駅で後ろから肩を叩かれ、友人と合流した。「今日何着るかわりと悩んだよね…」という話をした。友人はシャッとした白シャツに黒ズボン、私は白Tシャツの上に黒のスケスケシャツ・ちょっと前に買った高い良いズボンだった。そもそもマルジェラの服を持っていない中で、ちょっと寄せていくか、全然気にしてねえぞでいくか悩むよね…という段取りが、相談もしてないのにお互いにあったことに笑う。他の人が何着てくるか楽しみだね…と話した。結果としては全体的にモノトーンで、そんなに分かりやすくバッキバキの人はいない、でも1人1つは強いアイテム仕込んでそう…という感じだった。

事前に観た別の友人が「良いですよ!!!」とめちゃくちゃくらってた感じだったので、なにかドラマティックなことがあるのかしら…と思っていたら、うんうんなるほどなるほどな…と思っているうちに完だった。

見応えはあった。情動は揺さぶられなかったけど、そもそもそういうような作りではなかったし、それはそうやんな…と思いながら映画館を出たら、友人が「せやんな…って感じだったね」と言ったので「だよね…」と答えた。

本人のコメント付きポートフォリオを見た感じ、と友人は言っていた。隠れた事情や生々しい吐露があったというスクープではなく、作ったものと本人のコメントに矛盾や齟齬がなく、だよね…という経緯を辿るレポートだった。あとは「ファッションデザイナー」と言ってるけど、限りなく「アーティスト」的な感じだよねという話をした。

作家が顔や言葉を出さないことが「秘密」であるというわけではない、作品で十二分に言うてるやんだったのは健全なのではと思って、映画的体験を求めることじゃない方面で好ましさがあった気がする。

 

間違い電話

前述のapexを友人とやっている都合で、Discordをダウンロードした。ゲームをやってる人間が使いやすいやつというくらいの認識で、まだ挙動がよくわからないチャットアプリ(?)であった。なにしたらなにが繋がるのかわからないので触るのが怖い。

仕事から帰宅後、スマホを触っていたら、友人からDiscordで着信があった。「あ今ゲームしてんのかな、参加しよかな」と思って通話をしたら「あれー?もしもしーいまどうなってます?」という感じだった。友人も適当に操作していたら通話がつながったらしい。

なんだ間違い電話か、Discord慣れないなーなどと話しているうちに、どうでもいい話に流れていく。最近こんなことがあった、それは知らんかった・知ってた、こういう感じで経緯があったらしいよ、関係ないけどこんなこともあったよ、と、茶飲み話になっていく。正確には適当に酒を飲んでいたので、飲み会でするような与太話に推移していく。

なんやかんやと話しているうちに3時間過ぎ、お互いに今日話すつもりでもないような話をぽつぽつと話して、ヘラヘラしながら言葉少なになって、じゃあ明日9時半からゲームしよね、そろそろ寝よ〜と言って通話を終えた。

操作がよくわかってないアプリの事故的な誤操作がきっかけではあったが、たまたまお互い後ろが決まっておらず、なんだか話しが途切れないから思ってもいないことまで話をするというのは久々だった。お互い用意のないことを喋りすぎたかもなあという、くさくさとした後悔が残る感じも飲み会らしい感じで良かった。

 

まとめ

まあ色々ありますね。