おぼえがき

なにをかいわんや

2019年秋の化粧品について

もう秋だし良いよな

 

プチプラとデパコスの狭間

比較的若い時分から、デパコス信者として生活していたが、近年は即物的良さがある韓国コスメにハマったり、キャンメイクを激推ししている松井リキさんの動画にハマっていたおかげでプチプラコスメの再評価をしていた。技術の進歩により安価良品が作られるようになっているとも思う。

その反面、普通に社会人をやっているのでコストとの対決が学生のときよりもキツくないことと、適当に年をとってきたことで高価格帯のブランドのものが顔面にある程度馴染むようになってきたことで、買うブランドの選択の幅が広がりデパコスにおいても新しい系列のものを楽しめるようになった。

まだまだ若く、トラブルシューティングに腐心しなくても良い20代前半でゴージャスな路線に手を出すと、この先年取ったときに新しい世界に踏み込む楽しさが無くてつまらんだろ…と思い、現在はちょっと手を出しにくいジルスチュアートやポール&ジョーのようなメチャファンシーカワイイ!ディレクションの系列を満喫しておいて良かった。若い頃のわたくしえらい。ジャニーさんも言ってたけど子供は大人になれるけど、大人は子供に決して帰れない。

そんなような経緯を経て、今のラインの中にはさまざまな価格帯の化粧品が混在している。

今回は事件的新製品が何かあったというより、わりと全体の構成が変わってきたかなーという気がしてるので、秋の備忘録的にプロセスを追うスタイルで記述していこうと思う。

 

スキンケア

朝は水洗顔。皮脂を取りすぎない方面の手順を踏むスタイルは継続している。夜はメデルのクリームクレンジングを使っているが、洗浄力がやや弱いのでラロッシュポゼの方がいい気がする。しかし今のところ落としきれてない感じのトラブルはないので、そこまで洗い不足ではない気がする。京都もぐっと冷え込んできたので、乾燥対策は段階的にもう少し強化すべきな気がする。ほんと面倒くさい地域だ。

イブサンローランのトップシークレットローションなる泡で出てくる化粧水とグーダルのビタCクリームはこの夏大変よかった。「朝から美容液までフルラインでやるとトゥーマッチかも」というサンローランのギャル店員のコメントを取り入れているが、さっぱり仕上がりなのでさらに湿度が下がってきたら考え直す必要がありそうだ。イプサのメタボライダーは無くなった。そろそろ買いに行くかなーと思っているが、今のところ肌トラブルはないので腰が重い。サボった分ひどい数値が出たら怖い。

 

ベースメイク

ベースは一時期ハマっていたときに買った安定・名品数本がなかなかなくならないので日によって変えている。一番良いのはサンローランのラディアントタッチブラープライマーとトップシークレットCCクリームローズを混ぜるというくそ贅沢コンビだが、これ1年くらいなくなってないのでコスパ的にはそんなに無茶じゃないよ。と、言わせて。

その他はラロッシュポゼのトーンアップ日焼け止め乳液・化粧下地と、エチュードハウスのトーンアッププライマーのラベンダーがベンチにいて、顔色や上に乗せたいアイテムによって使い分ける。

ファンデはサンローランのアンクルドポーオールアワーズ。前記事ではイプサからのRMKで優しい女を連続で選んでしまったやで…と反省していたが、今回は八月あたりに強い女になるやつください!というモチベーションでしっかりカバーできるやつを選んだ。スポンジもセットで買う。個人的な理解としては

ダブルウェア>>>アンクルドポー>>>イプサ>RMK

くらいのナチュラル感である。ポイントアイテムでゴリっとしたやつブームがきているので、ある程度キャンバスは整えた方がバランスがいい。今は比較的アンナチュラルな方面に寄せたい。

崩れ方については…いや、崩れないんですよね。崩れないんだよなあ。それがすごい。崩れないんだよね…いや…すごいんだよなあ。チャリ通をしてるので朝から汗かくし、面倒ゆえに化粧直しもリップ以外しないんだけど、夜まで「なんやねんこの顔」とならない。さすがにカバーは多少消えていくんだけど「ウワ!浮いてるやばい」と思わない。これはすごい。えらい。ポイントアイテムの持ちもよい。

パウダーは前回と同じコスデコのやつ。塗りすぎると乾燥するので、ブラシで鼻周りと額にだけはたく。大汗をかく季節よりさらに少なめにした方が良さそう。

 

シェーディング・チーク

NARSのやつがまだあるので使ってる。そろそろなくなりそう。シェーディングはなりたい人の陰影を真似るスタイルは継続しているが、今までのノーズシャドウ重視で「八乙女光くんの鼻になりて〜〜」と思って目と目の間を狭めるスタイルはあまりやっていない。(好きだが)

最近はヴァイオレット・チャチキちゃんを参考に、口角から頬の上の方にまっすぐシェーディングを入れて、そのやや上にチークを重ね、そのまた上からCゾーンにかけて少し重なるようにハイライトを入れるやつがブーム。

チークは何個かある中で3ceキツネのピンクのパレットに入ってるやつがピーチピンクで肌馴染みがよく、再評価している。シャネルのジュコントラストの69も、少し甘いピンクで秋に良い具合になってきた。バランス的にブラウン系はシェーディングを強調しすぎる、ピンクど真ん中のやつは甘すぎる。今後の予定としては、未開拓なパープル系のチークを買いたいと思っている。チークは秋冬の方が楽しい傾向にあるので楽しみ。

 

ハイライト

セザンヌのパールグロウハイライト01。02よりよい。私の顔ケント紙なのかーっていうフラッシュな白さを出してくれる。良い。付属のブラシでCゾーンと鼻筋にのせる。のせすぎると顔が光沢紙になって変になる。付属のブラシを少し潰してエッジが出ないようにしてのせたほうがいいっぽい。

 

アイブロウ・アイシャドウ

メイクアップレボリューションのアイラブチョコレート チョコレートオレンジをゲットした。眉毛はこれの明度が低いものをアングルブラシで描く。最近は自眉を伸ばしてるので、あまり形を変えずにパウダーで色味だけ調節する。結構赤いなあ…という茶色を使うとエッジーな感じになって楽しい。

アイシャドウは資生堂のブラシMくらいの大きめのもので単色グラデをする。アイラブチョコレートは発色がめちゃくそ良いので小さいブラシを使うとpartyすぎて仕事に行けなくなる。粉質が柔らかいのでほんまにかる〜〜く取らないと事故になる。事故になったら筆タイプのコンシーラーでグラデ幅を狭める。目尻から少し上がるようにしてつり目っぽい角度でグラデを作ると汚い感じにならなくて良い。涙袋は最近はあんまりガッツリにしたくないので、目玉の中央に薄づきのラメをのせる際に残った粉を軽くのせる。

最近トムフォードのアフリカンバイオレットも適当に飼い慣らせてきて、ブラウン重視でポイントにオレンジや紫をいれるのも良い。夏場よりブラウンを多めにのせたい。

オレンジを囲み目でいれた上にダズショップのFALL IN SILENCEという空の色のようなセンチメンタルな青を黒目の上下にポイントで濃くのせるのもエモい感じで美しいのでたまにやる。しかしこれは発色があんま良くないのでクリームベースを敷かないとすぐいなくなる。

このへんの発色楽しいやつは顔が浮腫んでいない日以外はやらない。毎日浮腫まないで欲しいですね。

 

リップ

時系列が崩れるが、ベースをした時点で資生堂のモアリップを塗っている。
かつてから大野くんの使ってるリップという認識だったが、最近の個人的ブームである伊集院光の過去のラジオで「唇の荒れに苦しんでたけどモアリップ塗ったら荒れる前よりウルウルになってここにいるやつ全員おれの唇奪いたいだろ」と言ってるの聞いたのがきっかけで買ったのだが、実際とてもいい。推せる。

カラーアイテムとしてはサンローランのタトワールクチュール30がパープル寄りの深い赤で豊かな色味でよい。マットリップ史上、いちばん乾燥しないアンド濃い発色なのに浮かないし、時間経過してもよい。ブラシが蛍光ペン(太)の先のようなカッティングで塗りやすい。というか濃い色なので塗り損ねたら明らかにダメなので失敗したら修正する。これは秋のヒットで、買ってよかった〜となるやつ。

 

番外編というか最近のハック

ドラァグにハマっているので、形から入るオタクとしてドラァグメイクを休日にやってみたりしている。難しい。やべー顔になる。しかし楽しい。

ドラァグレースのどれかのシーズン最終回で、ファンからの「どうやってメイクをはじめましたか」的な質問で「私も最初は夜に部屋でひとりで試して、ある日外に出てみた」という質疑がすごくいいなあと勇気付けられて、休日に試している。顔を変えるのって面白い。

やってみてわかるのは、ドラァグメイクめっちゃ難しいやんということである。しっかり生えてる眉毛を消したり、美しく見えるようにダブルラインを入れるのはすごく難しい。コントゥアリングを濃くのせて、顔の形を骨格を活かしながら引き締めつつ、泥人形っぽくならないようにキレイに仕上げるためには、自分の顔の造作と、使う化粧品への深い理解が必要だ。「いつも美しいなー」と思わせてくれる人ってめっちゃくちゃすごい。

美大生時代から「ギャルは自分の顔に毎日美人画を描いてるようなもんやから日本画の適性があるはず」(美の内容は個人の自由とする)と主張しているが、ギャルメイクとドラァグメイクには親和性があるんだな…と思った。顔に顔を描く文化である。

 

まとめ

季節と気持ちに合わせてアイテム変えるのはめんどくさいけど、手のかかる動植物育てるのと同じ感覚で楽しんでやりましょう。趣味だから。